行政書士は街の法律家です
「行政書士ってなに?どんな仕事してるの?」 近年「カバチタレ!」、「特上カバチ!!」のマンガ、ドラマで知名度は上がりましたがまだまだよく聞かれます。要約すると「官公署へ提出する書類作成、権利義務や事実証明の書類作成、手続の代理、相談」を業とする国家資格者です。これでもなんとなくって感じですよね?
というのも行政書士法で定められている業務規定は他の士業法に定められているものを除いたすべての業務という構成をとっているからからなんです
(一説には許認可申請業務だけで7,000種類以上あるといわれています)。
当事務所でも幾つかを専門業務としていますが、これはほんの一部で、その他様々な分野で独自色を出し活躍されている方がおられます。
社会保険労務士とは?
最近の年金問題で社会保険労務士の認知は上がっていますが、社会保険労務士はどんな仕事をすると聞かれて、なんとなく分かるという方も多いでしょう。
社会保険労務士とは、社会保険労務士法に基づく国家資格者で、労働・社会保険に関する法律、人事・労務管理の専門家として、企業経営の3要素(ヒト・モノ・カネ)のうち、最も重要な(ヒト)の採用から退職までの労働・社会保険に関する諸問題、さらに年金の相談に応じる、ヒトに関するエキスパートです。
その他士業で、よく聞かれる専門分野の違いを簡単に説明しますと、
弁護士
弁護士は一般法律事務、特に紛争解決のために法律の則った手続や裁判が独占業務です。もちろん紛争解決という難解な業務ですので一般的に報酬も高額となっています。行政書士は起こった紛争の解決という業務はできませんが、それを事前に予防する業務や話し合いで示談がまとまった場合に示談書を作成するなどの法律事務を行う事ができます。
司法書士
よく行政書士と混同されている方がおられますが、司法書士は「登記」や「訴訟事務」の専門家です。主要な業務は不動産登記や商業登記など法務局に提出する書類の作成で、行政書士の業務とは分野が違います。司法書士は「権利義務に関する書類」である示談書や契約書などを業として作成することは出来ません。(「司法書士・行政書士」と両方の看板を掲げていらっしゃる方がおられるのはこの様な理由です。)
こんな時は行政書士・社会保険労務士へ
行政書士・社会保険労務士と他の士業との違いがご理解いただけたかと思います。ではズバリどんな時に行政書士・社会保険労務士が役立つのか?それは「法的な問題や手続で困っているが、誰に相談してよいか判らない場合や費用的に弁護士に頼むほどではない。」という時が行政書士に相談する時です。これが行政書士を「街の法律家」と言う所以でもあります。社会保険労務士がお役に立てるのは、企業のヒトに関すること、年金、保険に関することです。
上手な法律家との付き合い方
近年、裁判員制度や企業での内部告発など国民の法律に対する意識が高まってきています。それは、言い換えると今までは何事も無く済んでいたことが、トラブルになるケースが今後増えてくるとも言えるのではないでしょうか?法律問題は身体の病気と同じように時間が経過すればするほど状況や条件は悪化します。法律関係の問題では迅速な対応こそが最善の対処になります。ですから法的な問題についての最高の対処法は事件・事故の発生する前に手を打っておくことなのです(行政書士が予防法務のスペシャリストと言われる所以です)。何か法律的な問題がありそうなときには、早めに行政書士・社会保険労務士にご相談されることをお勧めします。結果、当初多少の費用がかかっても実際に事件や事故が発生した時よりもはるかにスピーディーかつ安価に解決することが可能となり、複雑な問題解決や精神的な疲労から解放されます。
もちろん秘密厳守です。
行政書士・社会保険労務士は弁護士、税理士などと同じように法律で守秘義務が定められていて(行政書士法12条、社会保険労務士法第21条)、違反したときは罰則もあります。なぜ行政書士・社会保険労務士が国家資格なのかといえば、ご依頼者様の権利義務や事実証明に関わる仕事をするわけですから当然プライバシーに触れることも多く、これを守るためには高いモラルが要求される為です。ですから、行政書士・社会保険労務士は国家資格者でなければなりませんし、ご依頼者様の秘密は法律でも守られているのです。
スピーディで確実、そして安心感を得たいと望まれている方はぜひ、「谷 雅史行政書士・社会保険労務士事務所」にお任せください。